こんにちは、だるまんです。
大学院受験には大学受験のように偏差値もなければ、情報も圧倒的に少ないので、その実体が見えない、見えづらいという声をよく聞きます。
そこで、今回は、大学院受験は果たして難しいのか?難しいならどれくらい難しいのか、その見えない部分をお話ししていきたいと思います。
質問内容
私大卒の者です。大学院受験って難しいですか?例えば私立出身の私が難関国立を目指すというのは、当然、難しいことなのでしょうか?
だるまんの回答
難しいが難しくない
という、私見です。
その難しさの真の意味を知れば、希望する志望校は決して夢ではないからです。
だからこそ、私立大卒であっても、短大・専門卒でも、躊躇せずに難関国立大学院受験にチャンレンジしてほしいと思います。
では、その難しさの真の意味、「大学院受験が難しくない理由」と「大学院受験が難しい理由」についてお話します。
大学院受験が難しくない理由
まず、大学院受験が難しくない理由を三つあげます。
試験科目が少ないから
理由一つ目は、試験科目が少ないからです。
大学受験なら共通試験(旧:全国センター試験)で、最大8科目を受験することになりますが、大学院受験なら最大3科目(英語・専門・小論)です。
これは、国公立大学でも共通していることなので、大学受験の負担に比較すると圧倒的にハードルが低くなると言えます。
試験難易度が高くないから
理由二つ目は、試験難易度が高くないからです。
確かに大学院受験で高峰といえば、東大・京大を筆頭に7帝大ですが、過去問を実際に見てみると、確かに難しい、けれど、大学受験ほど難しい、というわけでもない、という感じです。
専門性がでてくるので、看護系大学院であれば、医療看護系に纏わる試験内容へ対応できる知識が必要ですが、それでも時間を掛ければ、手の届かない範囲ではないのではないでしょうか。
要は、自分の能力を知り、目標に向けて正しい努力ができるのであれば、十分、努力圏内であるということです。
受験者数が少ないから
理由三つ目は、受験者数が圧倒的に少ないからです。
7帝大は人気があるので、募集定員が20名程度であれば、その2倍程度の受験者数は集まります。
それ以外の大学院の場合は、国立であったとしても、1~1.5倍というほうが多いのではないでしょうか。
このように全体の受験者数が少ないということは試験倍率も高くないので、合格する確率は断然上がるのです。
大学院受験が難しい理由
一方で、大学院受験が難しい理由とは何でしょうか。
それは、暗黙の中で「大学受験にはない評価基準」が大学院受験にはあるからです。
具体的には、これまでのキャリア、大学院進学後に取り組みたい研究テーマや卒業後の進路、進学への熱意等です。
要は、大学受験のように試験のスコアのみだけで合格するわけではない、という難しさが大学院受験にはあるということです。
語弊を恐れずですが、スコアが多少悪かったとしてもそれ以外の部分で学生としての魅力があればそこでカバーされる部分も大いにあるとも、言えるのです。
合格を確実にする秘訣
大学院受験の筆記試験で高いスコア獲得は必須ですが、そこに事前相談での教授が受けた受験生の印象は合否に大きく影響すると経験上感じています。
受験前に教授と行う「事前相談」は、大学院受験生なら必須の受験プロセスの一つになるので、その基本やノウハウを知りたい方は、ぜひこの本を参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、「大学院受験って難しいですか?」でした。
大学院受験は難しいけれど難しくない、と思っています。
形が見えないから難しく感じていることもあれば、知りたくても知る手立てがない、情報が少ないから難しく感じているだけで、輪郭を掴めば難しくないのです。
情報が少ない中、試行錯誤で受験に取り組まれる方に向けて、その輪郭を掴められるよう、このサイトでは大学院受験に関するあらゆる情報を毎日発信していますので、活用して頂けたら幸いです。