こんにちは、だるまんです。
看護系大学院には国公立と私立がありますが、進学するならどちらが自分に向いているのでしょうか。
そこで、今回は、国公立と私立の違いについてお話しします。
質問内容
大学院の志望校について悩んでいます。国公立と私立は、どのような違いがありますか?
だるまんの回答
国公立の大学院とは
国公立というと、知名度が高い、知名度のある先生が多い、学費が安い、活躍する卒業生が多い、アクセスが良いなど、受験生が魅力に感じる点が多く、国公立に関心を寄せる方は断然多いです。
ところで、教育スタイルはどうでしょうか。
国公立では、教授が学生の学びに気を掛けて手取り足取り指導をする、という雰囲気はほとんど皆無で、語弊を恐れずですが、基本的に放任主義です。
例えば、研究活動は自らスケジューリングしながら、先行研究の選定、研究テーマの精査、研究方法の検討、研究計画書作成、研究フィールド依頼、必要に応じてデータ集めや関連の学習等を自ら取り組んでいけるかどうか、ということです。
そのため、どちらかと言えば、教授に気をかけてもらわずとも、自ら学びをコーディネートしていける方が向いていると言えます。
教えを乞えば、教授は必要に応じて研究指導をしてくれますが、それはあくまで基礎知識があること前提で話が始まります。
よって、大学院進学後に看護研究のイロハから学ぶことを希望されているとしたら国公立に向ていない、と言えます。
私立の大学院とは
一方で、私立では、国公立と同じような魅力を持ちつつ、国公立にはない、さまざまなプログラムや専攻を設けていることがあり、選択肢が多い、学費は高い特徴があります。
教育スタイルについては、看護研究のイロハから指導を受けられる、一人ひとり丁寧に気を掛けてくれる教授が多い傾向があります。
要は、「手厚い教育」で、これが国公立にはない、私立の良さと言えます。
これは、大学院に限らず、「国公立」と「私立」の違いと言えると思いますので、ご自分が国公立の教育スタイルで育つタイプなのか、私立の教育スタイルの方が育つタイプなのか、熟慮してみる必要があります。
もちろん、私立は基本的に学費が高いことを懸念される方は多いと思いますが、成長できる糧がそこにあるとしたら、そのお金は決して無駄にはならない、あえて言えば、その価値は十分あると言えます。
まとめ
以上、「進学するなら国公立と私立、どっち?」でした。
大学院進学は、修士課程なら2年間、博士課程までなら合わせて5年間、それ以降も教授との関係性は続いていくものだからこそ、社会の基準ではなく、自分に合った学び舎、教授に出会えるかどうか、が成功する進学に繋がります。
そのため、知名度や学費という一側面だけで志望校選択するのではなく、自分にとってどのような学びスタイルが合っているのかどうかを把握すること、それに合った進学先を選択することが賢明であると言えます。
そのためには、まずは自分自身を知ることからです。