こんにちは、だるまんです。
大学院へ、看護研究や論文を書いたことのない状況で、進学を検討するなんて、無謀なことなのかと、進学を相談されることがあります、実際どうなのかについてシェアしたいと思います。
質問内容
臨床経験10年目の看護師です。今まで大学院に関心を持っていなかったのですが、臨床で感じている問題点を大学院で看護研究として取り組んでみたいと思うようになりました。しかし、これといって看護研究や論文を書いたことはありません。こんな私が大学院を目指すのは、無謀なことでしょうか?
だるまんの回答
無謀
すぎます。
だなんてことは誰も言いかねます。
それどころか、躊躇せず受験をするべしです。
大学院とは、だれもが当たり前のように行く義務教育、普通教育ではないので、だれしもにとって、決して身近な存在とは言い難いと思います。
その影響からか、大学院といえば、まるで塀に囲まれた別世界のように感じ、大学院生って何してるの?、どのような学校生活なの?とよく聞かれました。
ましてや、想像がつかないからこそ、とてつもなく、ハイレベルな研究や学習を行っていると思われがちです。
確かに、そういう部分はありますが、そのハイレベルな研究や学習を行っているのは、果たしてだれなのか、気になりませんか?
それこそ、私かもしれないし、あなたかもしれないのです。
要は、学びを求める者に、大学院の扉は常に開かれている、ということです。
扉は常に開かれている
大学院が設置されている主な目的は、「看護研究を学び、看護研究者を養成すること」にあります。
そのため、大学院へ進学してくる新入生の大部分は、看護研究なんてよく知らない、ゼロスターターです。
ほとんどの方がゼロスタートから始まり、自分の研究テーマをもって、指導教授から指導を受け、看護研究に取り組むことで、論文を書けなかった人々が、自分の論文を着実に書けるようになります。
また、授業やゼミではゼミ生らとのディスカッションやたくさんの論文を読み漁りながら、専門知識と看護研究方法を深めていくことで、徐々に結果が見え、自分の論文の形が見え始めます。
もちろん、大学院で求められるレベルまでもっていくには、かなりの時間と努力が必要ですが、大学院卒業時にそれをクリアできたことへの自負心は計り知れないものです。
それが、大学院の魅力なのです。
だから、相談者さんが心配する必要は、ひとつもない、ということが言えます。
大いに臨床で培われたご経験を、今後の学問に活かしてみてはいかがでしょうか。