【お悩み相談#108】東大卒なのに三流私大大学院に進学するっておかしい?【大学院受験】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院受験者にとって、志望校とは、卒業後の進路や就職のしやすさ、社会的権威等の理由により、卒業大学併設の大学院もしくは、それよりも高い権威を持つ大学院、社会の目線で超難関国立や人気私立大学院であることが大半ですが、時折、その逆を選択する受験生も一部います。

はたから見て、これっておかしいでしょうか?

今回は、東大卒業者が三流私大大学院へ進学することがおかしいのかどうか、についてお話しします。

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質問内容

相談者
相談者

東大卒業者なのに、大学院は三流私大へ進学している人を見かけました。普通、卒業大学と同じ大学院、もしくはそれより偏差値が上の大学院を目指すのが一般的だと思うのですが、なぜでしょうか?

だるまんの回答

結局、東大卒の三流私大大学院進学っておかしいの?

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本日の相談内容である、「東大卒の方が三流私大大学院へ進学をするのはおかしいか?」への回答は、

とても堅実な選択である

と言えます。

東大卒者なら、東大大学院へ進学するのが当たり前のように思われがちですが、社会の目線ではない、その当たり前の意識を型破りして、自分に最も合う学校選びをしたと察するからです。

では、ここで言う「自分に最も合う学校選び」とはどういうものなのでしょうか。

自分に最も合う学校選び

大学院受験というと、卒業大学の付属大学院へ進学するか、または、高みを目指して超難関国立大学や有名私立を目指すというのが一般的です。

それは、試験点数だけで合否が決まるわけではない大学院受験の醍醐味といっても過言ではなく、ここぞと学歴改造をされる方はかなり大勢いるものです。

しかし、晴れて第1志望校に合格して、憧れていた大学の院生として入門してみると、入学前には知り得なかったことに気づかされるものです。

意外と、大学院進学という節目が人生のターニングポイントになる方とは極わずかである、という事実です。

そして、大学院進学が人生のターニングポイントとなる人にはある共通点があります。

大学院進学がターニングポイントになる人の共通点

大学院進学が人生のターニングポイントになる人の共通点とは、

指導教授との出会いがよかった学生

である、という点です。

大学院に限った話ではないですが、人生のターニングポイントというのは、人生において私の運命を変えてくれる恩人に出会える時です。

その恩人とは…

自ら願って、会いたくて出会えるものではなく、自分が行った行いが正しければ、どこかで、どこかの節目で、出会えると言われていますが、その時期が大学院になる、大学院進学先の教授であることも大いにある、ということです。

実際に、大学進学後、教授とのご縁で海外へとアカデミアの道を進める方もいれば、先生と仕事のパートナーとして大学に残る学生もおり、卒業後、共同研究を継続したり、起業パートナーになったり、お互いに良き人脈として長い師弟関係を保っていく方もいます。

ですが、肝心なことは、そのような学生というのは、極僅かである、ということです。

この話を通して受験生の方に悟って頂きたいことは、

大学院志望先とは、社会的基準で選ぶのではなく、自分を育くんでくれる師であるかどうかという視点で選ぶべきであるということ

です。

要は、社会的ブランド力のある大学院進学が社会的成功にみえがちですが、そうではなく、自分にとっての恩人に出会えた人が真の成功者である、ということです。

そして、社会的ブランド力のある大学院にこそ、必ずそのような教授がいるとも限らない、それが大学院の奥深さなのです。

ちなみに、東大卒で三流私大大学院へ進学する方の場合、指導を仰ぎたい教授がたまたま三流私大に在籍しているためであることが多いです。

よって、大学院は社会目線で選んではいけない、自分にとってその教授は師として仰ぐことができるかどうか、先生との相性を入学前からはかること、これが大学院受験の真のノウハウです。

このように、どの大学院を卒業したのかではなく、だれに指導を受けたのかという視点をぜひ持っていただきたいです。

そして、ご縁があって進学できたら、教授にとっても自分が小さな恩人であれるよう、たゆまぬ努力の積み重ねを惜しまないことです。

まとめ

以上、「東大卒業者が三流私大大学院へ進学することがおかしいのかどうか」でした。

大学院進学とは、見方を変えれば、研究室という零細企業の、教授という社長のもとに就職するのと同じようなものです。

そのため、大学院名や憧れだけで決断しては、それが落ち度になる可能性がありますので、これから受験先を検討される方は、ぜひ教授、一人ひとりの社会的人柄をよく観察して、自分との相性をはかり、この先長い間、師と仰げるかどうか、熟考して決めることです。

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