こんにちは、だるまんです。
大学院受験では、進学後に取り組みたい研究テーマを事前に決めておくことが受験ルールとなっています。
そのため、大半の受験生は研究テーマを決めるためにかなり悩むものですが、実際に研究計画書まで作成できたたとしても「そんな研究意味ある?」と言われそうで怖い、とは誰もが思うものです。
もし、実際にそのように言われた時はどうしたらよいのでしょうか?
今回は、「そんな研究意味ある?」を言われた時に、どのように対処すべきなのかについて、お話しします。
質問内容
大学院受験の出願に向けて研究計画書を書いています。自分なりには精一杯考えたつもりですが、教授から「そんな研究、意味ある?」と言われそうで怖いです。仮に、そんなこと言われたらもうおしまいですよね??もう受験してもムリってことでしょうか?
だるまんの回答
よくある話
普段は優しい教授であっても、研究の話となると、研究のプロとして厳しくなる方は実に多いです。
それは在校生のみならず、受験生に対しても同様で、出願前に行われる事前相談(別名、事前面接や研究室訪問)にて、自身の取り組みたい研究テーマを教授に話した際に、
その研究をすることに意味ってあります?
と言われることは、普通にあることです。
初対面の場で、思いもよらない、こんなコメントをされると、なんと答えたらいいかわからず凍てついてしまう…ものですが、第一に、この質問は当然来るものと知っておくこと、そしてこの質問が来た時にどのように対処すべきなのか準備しておくこと、これに限ります。
では、どのように対処すべきなのでしょうか。
対処方法
対処方法は2つあります。
対処方法1:意志を貫き通す
まず、自分の意志は誰が何を言おうと貫き通す、ことです。
教授に、「それって意味ある?」と聞かれて、
意味があるって…言われましても…そう言われてみると、あるような無いような…
とぶつぶつ心の中で思っていたようでは、教授も、
この方、それほど研究に対する熱意もなければ、意気込みもないし、研究について全然考えてきてないのかしら?
と感じている可能性が大いにある、ということなのです。
何が言いたいかと言うと、
教授からの質問「その研究をすることに意味がある?」というコメントを、その言葉の通りの意味で捉えられては困ります、やる気を試されている、研究への信念を問われているということを知ることです。
よって、ここで折れてはいけないのです。
ここで答えるべきことは、
意味はあると考えています!!
とテーマをかかげた張本人として、自信を持って、貫き通すことです。
そして、その宣言に加えて、その理由を明確に説明することができること、これこそ、大学院生の学びの基本姿勢だと言えます。
対処方法2:エビデンスをがっちり準備する
今先ほど、対処方法1として、自信を持って意味はあるという意志を貫き通し、そのうえで、明確に説明をすることであると、お話ししました。
その、明確に説明するためには、目に見えるエビデンスを準備する必要があります。
そのエビデンスこそ、「文献」なのです。
研究テーマというのは、咄嗟の思い付きや嗜好で成り立つものではなく、
「現在、このような研究まではされているが、こういう研究はされていないから、そこを自分が取り組もうと思っています」
というような、新規性がなければ、取り組む価値はない、ようなものです。
よって、「現在、このような研究まではされているが、こういう研究はされていない」というのを、世の中に公表されている文献を読み漁り、エクセルに整理整頓して、明確に自分の言葉で説明できる状態にまで持ってくることで、初めて、教授を説得することができます。
そのために、まずは礎となる「文献整理」をしておくことですが、それをすることは必須作業です。
大学院進学後は、実際に、この文献整理一覧表まで教授に見せながら、研究計画書作成の指導を頂くことになりますので、受験生のうちから、コツコツ、読んでは情報入力をして、データを積み上げていくと、良い武器になれます。
もし、これから取り組むという方は、こちらの記事に取り組み方を載せていますので、よろしければご参考ください⇓
まとめ
以上、「「そんな研究意味ある?」を言われた際にどのように対処すべきなのか」でした。
研究テーマというのは、誰もが悩んで決めているものですが、社会的権威のある教授から一言「意味はあるのか」と言われると、一気に気持ちがへこんで、揺らいでしまうものです。
ですが、研究に意味があるかないかなんて、その言葉通りのことを聞いていることではありません。
簡単に言えば、やる気の有無を問いているだけのことですので、ココだ!とばかりに、気負けせずにやる気をもって自己アピールすることです。