【お悩み相談#10】大学院ってどういう勉強をするの?【看護系大学院 勉強】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

看護系大学院があることは知っているけど、そもそも論、大学院って何をするの?何を勉強するところなの?、と聞かれることがあります。

そこで、今回は、大学院ではどのような勉強をする場なのか、ざっくりとかみ砕いて、簡単明瞭にお話ししたいと思います。

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質問内容

相談者
相談者

看護にも大学院があるって知りました。いったい、どのような勉強するところなのでしょうか?

だるまんの回答

看護系大学院では、看護関連の授業が行われています。

ほんの一部ですが、例えば、「看護研究論」、「医療経済論」、「看護政策論」、「国際看護論」、「地域看護論」等など、さまざまな科目を履修することができます。

仮に、自分が入学した専攻が「地域看護学」であったとしても、科目選択の仕方によって、他領域の授業を受けることが出来たり、学校によっては、看護以外の分野へ横断的に授業履修が可能であったり、他業界の外部講師からの授業を受けるなど、非常に幅広い学びの機会を得られることも特徴の一つです。

これらの授業以外に、所属する研究室で、毎週1回程度の「ゼミ」があります。

この「ゼミ」では、「輪読」という参加者全員で同じ書籍や論文を読み解く時間を設けたり、研究内容の進捗状況の報告などを行い、専攻の知識をより深める時間となっています。

要は、こんな感じで、

「授業」+「ゼミ」というのが学校生活の主

となります。

これが大学院の核心

そこに並行して行われるのが、「看護研究」です。

修士課程なら2年間、博士課程なら3年間の時間をかけて、ひとつの研究テーマで論文を書きあげるのが、院生の課題となっているのですが…

これが、結構、皆さんを苦しめる要因になります。

寝ても覚めても、常に研究に取り組んでいるほど、時間をかけても先が見えず、最終審査では、無事に通るかどうか、非常に高いレベルを求められるのが大学院生の看護研究となります。

看護研究を学ぶ理由

では、大学院では、なぜ、「看護研究」を学ぶのか?

それは、看護系大学院とは、「看護研究者を養成する場」だからです。

ということは、卒業後は、当然ながら、大学教員として大学へ就職する方が大半です。

修士課程を経て、臨床へ戻り、学んだ看護研究を活かしながら現場で研究活動を続けている方々もいます。

これが、長年、認識されてきた「看護系大学院」の役割でした。

近年、増えた大学院の役割

近年は、「研究者養成」の役割に加えて、「高度実践看護師の養成」という新たな使命が加わりました。

そのため、「看護研究を学ぶ」という基本は変わらずに、そこに上乗せする形で専門資格取得のための科目が設置されたのです。

なので、資格取得養成課程へ進学された方でも、当然、「看護研究」を学びます。

相談者さんからの質問への回答として、大学院では「看護研究」と「専門資格の専門知識」を学ぶ、ということになります。

大学院進学は贅沢

大学院進学という機会は、時間とお金とそれを取り巻く環境という3条件がそろってかなえられる、贅沢な道でありながら、勉学に向かう、いばらの道でもあります。

社会人になって、もし、大学院進学という選択肢がよぎる際には、躊躇なく、贅沢といばらの道、両手に花をもって、進んでみてほしいです。

人生、ステップアップできる道のりであることを自ら体験してみることです。

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