本記事では山梨県立大学大学院看護学研究科看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
専攻名 | 【公立】山梨県立大学大学院看護学研究科看護学専攻 |
所在地 | 〒 400-0062 山梨県甲府市池田一丁目6-1 |
アクセス | バス(JR中央本線 甲府駅 南口 山梨交通バス乗車場4番線) 中央病院経由竜王駅行き → 「県立大学看護学部」下車徒歩3分 |
問い合わせ先 | 池田事務室 大学院入試係 TEL 055-253-7780 FAX 055-253-7781 看護研究科公式サイト |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)と博士後期課程(博士課程3年)があります。
取得できる資格は?
取得できる専門資格は下記のとおりとなります。
専攻領域とは?
領域は、下記のとおりに別れています。
- 博士前期課程
- 博士後期課程
領域紹介はこちらに掲載されています。
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 研究者コース 専門看護師コース | 博士後期課程 |
授与学位 | 修士(看護学) | 博士(看護学) |
定員 | 10名 | 3名 |
入学月 | 4月 | 4月 |
履修期間 | 2年 | 3年 |
選抜方式 | 一般選抜 社会人特別選抜 | 一般選抜 |
出願資格審査 | 1次募集:令和3年9月3日(金)~10日(金) 2次募集:令和3年12月10日(金)~17日(金) | 1次募集:令和3年9月3日(金)~10日(金) 2次募集:令和3年12月10日(金)~17日(金) |
出願期間 | 1次募集:令和3年9月28日(火)~10月5日(火) 2次募集:令和4年1月4日(火)~11日(火) | 1次募集:令和3年9月28日(火)~10月5日(火) 2次募集:令和4年1月4日(火)~11日(火) |
試験日 | 1次募集:令和3年10月16日(土) 2次募集:令和4年2月6日(日) | 1次募集:令和3年10月16日(土) 2次募集:令和4年2月6日(日) |
合格発表 | 1次募集:令和3年10月22日(金) 2次募集:令和4年2月18日(金) | 1次募集:令和3年10月22日(金) 2次募集:令和4年2月18日(金) |
入学手続き | 1次募集: 令和3年10月27日(水)~11月4日(水) 2次募集:令和4年2月28日(月)~3月7日(月) | 1次募集: 令和3年10月27日(水)~11月4日(水) 2次募集:令和4年2月28日(月)~3月7日(月) |
初年度納入金 | 1,005,800円 (入学金:470,000円、授業料535,800円) ※県内在住者:282,200円 | 1,005,800円 (入学金:470,000円、授業料535,800円) ※県内在住者:282,200円 |
昼夜開講制度 | なし | なし |
長期履修学生制度 | あり | あり |
教育訓練給付金 | あり | なし |
募集要項 | 令和3年募集要項 | 令和3年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
残念ながら、入試データが公表されていないため、算出することができませんでした。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
| 英語 | 専門 | 小論 | 面接 |
修士課程(一般選抜) | 〇 | 〇 | – | 〇 |
修士課程(社会人選抜) | – | – | 〇 | 〇 |
博士課程(一般選抜) | 〇 | 〇 | – | 〇 |
試験時間 | 60分 | 60分 | 60分 | – |
辞書(電子辞書は不可)1冊の持ち込みを許可。
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているのでご参考ください。
受験にお役立ち情報
教育訓練給付金で10万円がもらえる?!
厚労省がキャリアアップ支援で行っている「教育訓練給付金制度」という制度を岩手大学大学院では導入しており、看護学専攻(修士課程)進学者は、進学後にこの制度を利用して10万円の給付金をもらえることが可能です。
申請には、学校窓口にて必要書類を入手後、お住いの管轄のハローワーク窓口にて申請手続きをする必要があります。
給付要件は下記に掲載しています。制度の詳細はこちらをご覧ください。
また受給希望の方は、事務室へ問い合わせをすると詳しく教えてもらえると思います。
大学院説明会はいつ?
大学院説明会は、8月と11月の2回開催されています。
日程 | 第1回目:2021年8月6日(金)18時~20時 第2回目:2021年11月5日(金)18:00〜 |
形式 | オンライン・会場型 |
申込 | 要 |
事前面接は必須?
募集要項によると必須ではないようですが、公式サイトでは推奨されています。
入試を希望される方は出願時までに志望する専門領域の研究指導教員との事前面談を必ず行う必要があります。随時本学事務室にて受け付けをしておりますので、ご連絡ください。
公式サイト
【連絡先】
山梨県立大学 池田事務室 大学院担当
電話番号:055-253-7859
メールアドレス:ikedakyoumu@yamanashi-ken.ac.jp
教員の連絡先は教員の各プロフィールもしくは募集要項に掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は事務室での閲覧が可能で、事前予約連絡が必要になります。
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は公式サイトからダウンロードが可能で、願書様式も同じくダウンロードが可能です。
詳しくはこちら
よくある疑問
働きながら通える?
働きながらの進学をするには、下記の制度を利用する方法があります。
- 長期履修制度を利用する
この制度を利用するには、事前に志望先の教授との相談のうえでのこととなりますので、事前面接の際には必ず相談をされることです。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、入学手続き時に希望者は手続きすることとなります。
希望される方は早めに教授にご相談をすることですので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
詳しくは募集要項に掲載されています。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | 博士課程(3年) | |
入学金 | 470,000円 ※県内在住者:282,200円 | 470,000円 ※県内在住者:282,200円 |
学費/年 | 535,800円 | 535,800円 |
合計 | 1,541,600円 ※1,353,800円 | 2,077,400円 ※1,889,600円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
- 日本学生支援機構奨学金
- 山梨県看護職員修学資金
- 日 本看護協会・民間団 体の奨学金
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
関心のある方は、下記窓口にご相談をしてみることです。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
まとめ
以上、山梨県立大学大学院看護学研究科看護学専攻の受験全般の解説でした。
専門看護師、認定管理者の専門資格取得コースを設けているので、卒業後、現場でのキャリアアップに繋がります。
また、博士課程まであり、働きながらの進学も可能なので、専門資格取得後にそのまま博士課程へ、もしくは働きながら博士課程という道も大いにありです。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。