本記事では三重県立看護大学大学院看護学研究科看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報

専攻名 | 【公立】三重県立看護大学大学院看護学研究科看護学専攻 |
所在地 | 〒514-0116 三重県津市夢が丘1丁目1番地1 |
アクセス | 近鉄・JR津駅西口から夢が丘・看護大学線 「看護大学前」バス停下車徒歩約1分 |
問い合わせ先 | 教務学生課 TEL:059-233-5600(代)FAX:059-233-5666 大学公式サイト |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)があります。
取得できる資格は?
取得できる専門資格は下記のとおりとなります。
資格名 | 課程 | 領域 |
母性看護看護専門看護師(CNS) | 修士 | 専門看護師(CNS)コース |
老年看護専門看護師(CNS) | 修士 | 専門看護師(CNS)コース |
精神看看護専門看護師(CNS) | 修士 | 専門看護師(CNS)コース |
専攻領域とは?
領域は、下記のとおりに別れています。
- 人文社会看護学分野
- 自然科学看護学分野
- 実践基盤看護学分野
- 看護教育学分野
- 看護管理学分野
- 母性看護学分野
- 小児看護学分野
- 成人急性期看護学分野
- 老年看護学分野
- 精神看護学分野
領域紹介はこちらに掲載されています。
試験概要

まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 修士論文コース 臨地教育者コース 専門看護師(CNS)コース |
授与学位 | 修士(看護学) |
定員 | 15名 |
入学月 | 4月 |
履修期間 | 2年 |
選抜方式 | 一般選抜 機関長推薦入試 学内推薦入試 |
出願資格審査 | 第1回目:令和3年6月21日(月)~7月2日(金) 第2回目:令和3年9月3日(金)~9月15日(水) |
出願期間 | 【一般入試】 一次募集:令和3年7月26日(月)~8月6日(金) 二次募集:令和3年10月11日(月)~22日(金) 【機関長推薦入試/学内推薦入試】 一次募集:令和3年7月12日(月)〜22日(木) 二次募集:令和3年12月6日(月)〜24日(金) |
試験日 | 【一般入試】 一次募集:令和3年8月30日(月) 二次募集:令和3年11月27日(土) 【機関長推薦入試/学内推薦入試】 一次募集:令和3年6月30日(水) 二次募集:令和3年11月27日(土) |
合格発表 | 【一般入試】 一次募集:令和3年9月3日(金) 二次募集:令和3年12月3日(金) 【機関長推薦入試/学内推薦入試】 一次募集:令和3年 7 月9日(金) 二次募集:令和3年12月3日(金) |
入学手続き | 【一般入試】 一次募集:令和3年9月6日(月)〜17日 二次募集:令和3年12月6日(月)〜24日(金) 【機関長推薦入試/学内推薦入試】 一次募集:令和3年7月12日(月)〜22日(木) 二次募集:令和3年12月6日(月)〜24日(金) |
初年度納入金 | 911,800円 (入学金:376,000円、授業料535,800円) ※卒業生入学金:94,000円 ※三重県内在住者入学金:188,000円 |
昼夜開講制度 | あり |
長期履修学生制度 | あり |
教育訓練給付金 | なし |
募集要項 | 令和3年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
残念ながら、入試データが公表されておらず、算出することができませんでした。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
| 看護学一般 | 専門 | 面接 |
修士課程(一般入試) | 〇 | 〇 | 〇 |
修士課程(機関長推薦入試) | – | – | 〇 |
修士課程(学内推薦入試) | – | – | 〇 |
試験時間 | 60分 | 60分 | – |
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているのでご参考ください。
受験にお役立ち情報

大学院説明会はいつ?
大学院説明会は、毎年8月に開催されています。
日程 | 令和3年8月21日(土)13:00~15:45 |
内容 | 【第1部】全体説明会(13:00~14:30) 【第2部】ゼミ訪問(14:45~15:45) |
形式 | オンライン |
申込 | 要 |
詳しくはこちら
事前面接は必須?
募集要項によると、必須です。

教員の連絡先は募集要項に掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は大学事務局での閲覧が可能です。
〒467-8601
名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 名古屋市立大学学生課入試係
TEL 052-853-8020/FAX 052-841-7428
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は、公式サイトから閲覧することは可能ですが、出願の際には募集要項の冊子を郵送請求にて取寄せて使用することとなっています。
詳しくはこちら
三重県立看護大学 教務学生課
〒514−0116 三重県津市夢が丘1丁目1番地1
電話 059−233−5602
よくある疑問

働きながら通える?
働きながらの進学をするには、下記の制度を利用する方法があります。
- 昼夜開講制度を利用する
- 長期履修制度を利用する
この制度を利用するには、募集要項に記載されているとおり、事前に志望先の教授との相談のうえでのこととなりますので、事前面接の際には必ず相談をされることです。

昼夜開講制度とは?
土日や平日夜間に授業や指導を行う制度のことを、昼夜開講制といいます。
この制度を利用するには、事前に志望先の教授への相談が必要となりますので、事前面接の際には必ず相談をされてみることです。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、出願時に希望者は申請することとなります。
希望される方は早めに教授にご相談をすることですので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
詳しくは募集要項に掲載されています。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | |
入学金 | 376,000円 ※卒業生:94,000円 ※三重県内在住者:188,000円 |
学費/年 | 535,800円 |
合計 | 1,447,600円 ※卒業生:1,165,600円 ※三重県在住者:1,259,600円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
- 日本学生支援機構奨学金
- 三重県保健師助産師看護師等修学資金
- 三重県病院事業庁助産師及び看護師修学資金
- その他の奨学金・修学資金
- 国の教育ローン
- みかん大進学支援給付金制度
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
また、授業料免除制度やその他の学生経済支援がありますので、関心のある方は、下記窓口にご相談をしてみることです。
三重県立看護大学 教務学生課
〒514−0116 三重県津市夢が丘1丁目1番地1
電話 059−233−5602
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
三重県立看護大学 教務学生課
〒514−0116 三重県津市夢が丘1丁目1番地1
電話 059−233−5602
まとめ
以上、三重県立看護大学大学院看護学研究科看護学専攻の受験全般の解説でした。
三重県立看護大学は、働きながらの進学を大いに支援しており、試験教科に「英語」がないことで、受験生にとって受験勉強の負担はかなり減ると考えられます。
CNSコースと看護師教育を学ぶ実践者コースもあり、卒業後にはキャリアップになれます。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。