こんにちは、だるまんです。
本記事では徳島大学大学院保健科学教育部看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
専攻名 | 【国立】徳島大学大学院保健科学教育部看護学専攻 |
所在地 | 〒770-8503 徳島市蔵本町3丁目18-15 |
アクセス | JR徳島駅より徳島市営バス 「県立中央病院・徳島大学病院前」下車徒歩3分 |
問い合わせ先 | 医学部学務課第二教務係 電話番号:088-633-9009 ファックス:088-633-9431 メールアドレス:isygakumu4k@tokushima-u.ac.jp 大学公式サイト 大学院公式サイト |
どのようなコースがあるの?
徳島大学大学院には、博士前期課程(修士課程2年)と博士後期課程(博士課程3年)があります。
取得できる資格は?
徳島大学大学院では、下記の資格取得コースがあります。
資格名 | 課程 | 分野 |
養護教諭専修免許状 | 修士 | 学校保健学分野 |
がん看護専門看護師(CNS) | 修士 | ストレス緩和ケア看護学分野 |
助産師国家試験受験資格 | 修士 | 助産学分野 |
受胎調整実施指導員申請資格 | 修士 | 助産学分野 |
専攻領域とは?
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 博士前期課程(看護学専攻) | 博士後期課程(看護学専攻) |
授与学位 | 修士(看護学) | 博士(看護学) |
定員 | 27名(他領域を含む) ※内、助産実践コース:8名 | 5名 |
入学月 | 4月 | 4月 |
履修期間 | 2年 | 2年 |
選抜方式 | 一般入試 社会人入試(3年以上の実務経験を有すること) 私費外国人留学生入試 | 一般入試(社会人・外国人を含む) |
出願資格審査 | 令和3年7月19日(月)~26日(月) | 令和3年7月19日(月)~26日(月) |
出願期間 | 令和3年8月10日(火)~19日(木) | 令和3年8月10日(火)~19日(木) |
試験日 | 令和3年8月28日(土) | 令和3年8月28日(土) |
合格発表 | 令和3年9月22日(水) | 令和3年9月22日(水) |
初年度納入金 | 81万7800円 (入学金28万2000円、授業料53万5800円) | 81万7800円 (入学金28万2000円、授業料53万5800円) |
昼夜開講制度 | あり | あり |
長期履修学生制度 | あり | あり |
募集要項 | 令和3年募集要項 | 令和3年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
募集要項に公表されている入試データを参考にしています。
※「倍率 = 志願者数 ÷ 合格者数」
修士課程 | 博士課程 | |
募集人数 | 27名 | 5名 |
受験者数 | 29名 | 9名 |
合格者数 | 26名 | 8名 |
倍率 | 1.11 | 1.12 |
試験倍率は、修士課程1.11、博士課程1.12でした。
あくまで数値なので、あくまで参考までとして試験対策にはしっかり取り組みたいものです。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
英語 | 専門試験 | 面接 | |
修士課程(一般入試及び社会人入試) | 〇 | 〇 | 〇 |
修士課程(私費外国人留学生入試) | 〇 | ||
博士課程 | 〇 | 〇 | |
試験時間 | 60分 | 90分 | – |
※看護学領域(助産実践コース)は,面接が集団討論になります。
※「英語」の試験では,個人の辞書は持ち込めませんが,英和辞書を貸してもらえます。
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているのでご参考ください。
受験にお役立ち情報
大学院説明会はいつ?
大学院説明会は6月に開催されています。
日程 | 6月15日(火)18:30~ |
実施方法 | WEB開催 |
内容 | 1教育部長,専攻長のあいさつ 2各分野の研究概要の紹介 3大学院生の生活と研究活動について (大学院生からのお話) 4OBの方からのお話 |
詳しくはこちらでご確認いただけます。
事前面接は必須?
募集要項にある通り、事前面接は必須です。
教員の連絡先は、募集要項もしくは研究分野ごとのページに連絡先が掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は、教務課で閲覧することが可能です。
こちらに掲載されています。
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項及び願書書類は、ホームページからの閲覧が可能で現物は郵送請求が可能です。
詳しくはこちらに掲載されています。
よくある疑問
働きながら通える?
徳島大学大学院で、働きながら進学するには下記の制度を利用する方法があります。
- 社会人入試で受験をする
社会人入試で受験する場合、入試を受ける時点で在職中で、尚且つ「勤務先の長の推薦書」を提出できることが条件となります。
社会人入試で入学されると、働きながらの進学者に配慮した制度「昼夜開講制度」と「長期履修制度」を利用することが可能です。
昼夜開講制度とは?
土日や平日夜間に授業や指導を行う制度のことを、昼夜開講制といいます。
この制度を利用することで仕事と研究を両立しながら学位取得することができます。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、合格後に長期履修制度の申請手続きが必要となります。
そのため、長期履修制度は入学後、希望して叶うことではないので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | 博士課程(3年) | |
入学金 | 282,000円 | 282,000円 |
学費/年 | 535,800円 | 535,800円 |
合計 | 1,353,600円 | 1,889,400円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
まとめ
以上、徳島大学大学院保健科学教育部看護学専攻の受験全般の解説でした。
徳島大学大学院では、資格取得の可能なコースもあり、働きながらの進学が可能な大学院です。
過去問閲覧が可能なので、試験対策も十分可能だと思います。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。