こんにちは、だるまんです。
本記事では天使大学大学院看護栄養学研究科看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)で、「助産研究科助産専攻」と「看護栄養学研究科看護学専攻」があります。
取得できる資格は?
下記の資格を取得することができます。
資格名 | 課程 | コース名 |
がん看護専門看護師(CNS) | 修士 | 【実践型コース】ホスピス緩和ケア看護学コース |
老人看護専門看護師(CNS) | 修士 | 【実践型コース】老年看護CNSコース |
精神看護専門看護師(CNS) | 修士 | 【実践型コース】精神看護CNSコース |
保健師 | 修士 | 【実践型コース】保健師コース |
助産師 | 修士 | 助産研究科助産専攻 |
専攻領域とは?
- 実践型コース
- 保健師コース
- ホスピス緩和ケア看護学コース
- 老年看護CNSコース
- 精神看護CNSコース
- 修士論文コース
- 基礎看護学コース
- 母性看護学コース
- 成人看護学コース
- 老年看護学コース
- 母性看護学コース
- 小児看護学コース
- 精神看護学コース
- 公衆衛生看護学コース
- 助産研究科助産専攻 修士課程
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 看護栄養学研究科 修士課程 | 助産研究科助産専攻 修士課程 |
授与学位 | 修士(看護学) | 助産修士(専門職) |
定員 | 14名 | 助産基礎分野:30名 助産教育分野:10名(助産師臨床経験5年以上の者) |
入学月 | 4月 | 4月 |
履修期間 | 2年 | 2年 |
選抜方式 | 推薦型選抜 一般選抜 | 【助産基礎分】推薦型選抜/一般選抜/社会人選抜 【助産教育分野】一般選抜 |
出願資格審査 | 特に設けておらず、出願前の事前面接にて 教授に相談が必要となります。 | 看護師免許保有者で3年以上の臨床経験があれば、 短期大学・専門学校卒業者は社会人枠で進学が可能 |
出願期間 | 推薦:2021年8月23日(月)~9月3日(金) 1次募集:2021年9月27日(月)~10月8(金) 2次募集:2022年1月11日(火)~1月14日(金) | 推薦:2021年8月23日(月)~9月3日(金) 1次募集:2021年9月27日(月)~10月8(金) 2次募集:2022年1月11日(火)~1月14日(金) |
試験日 | 推薦:2021年9月18日(土) 1次募集:2021年10月16日(土) 2次募集:2022年1月22日(土) | 推薦:2021年9月18日(土) 1次募集:2021年10月16日(土) 2次募集:2022年1月22日(土) |
合格発表 | 推薦:2021年9月27日(月) 1次募集:2021年10月22日(金) 2次募集:2022年1月28日(金) | 推薦:2021年9月27日(月) 1次募集:2021年10月22日(金) 2次募集:2022年1月28日(金) |
入学手続き | 1次募集:2021年9月4日(土)~9月11日(土) 2次募集:2022年2月26日(土)~3月3日(木) | 1次募集:2021年9月4日(土)~9月11日(土) 2次募集:2022年2月26日(土)~3月3日(木) |
初年度納入金 | 入学金:150,000円 授業料:960,000円 実習費(資格コースのみ):50,000円 | 【助産基礎分】 入学金:150,000円 授業料:1,200,000円 実習費:100,000円 【助産教育分野】 入学金:150,000円 授業料:1,800,000円 実習費:150,000円 |
長期履修学生制度 | あり | あり |
昼夜開講制度 | あり | あり |
教育訓練給付金 | なし | なし |
新年度募集要項 | 2021年度募集要項 | 2021年度募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
公表されている入試データから算出しています。
※試験倍率=志願者数÷合格者数
修士課程 推薦選抜 | 修士課程 一般選抜 | 助産専攻 推薦選抜 | 助産専攻 一般選抜 | 助産専攻 社会人 | 助産専攻 教育課程 | |
定員 | – | 14 | 10 | 20 | 20 | 10 |
志願者数 | 2 | 8 | 15 | 23 | 4 | 0 |
合格者数 | 2 | 7 | 12 | 12 | 0 | 0 |
倍率 | 1.0 | 1.14 | 1.25 | 1.91 | 0 | 0 |
あくまで数値目安なので、試験対策にはしっかり取りくみたいものです。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
英語 | 小論 | 専門 | 面接 | |
修士課程(一般選抜) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
修士課程(推薦選抜) | – | 〇 | – | 〇 |
助産専攻(一般選抜) | – | 〇 | 〇 | 〇 |
助産専攻(推薦選抜・社会人選抜) | – | 〇 | – | 〇 |
試験時間 | 60分 | 60分 助産:90分 社会人:120分 | 60分 助産:90分 | 不明 |
※受験者全員に英和辞書を貸与
詳しくは、募集要項(修士・博士)をご覧ください。
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているので参考ください。
受験にお役立ち情報
大学院説明会はいつ?
大学院説明会はコース別で開催されています。
事前面接は必須?
事前面接は、看護栄養学研究科のみ必須です。
教授に直接ではなく、連絡先番号へ連絡をする仕組みになっています。詳しくは募集要項に掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は、助産学専攻のみ過去1年分の入試問題を郵送にて入手することが可能です。
入手方法は、入試室への電話連絡が必要となります。
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は、公式サイトからダウンロードして閲覧が可能ですが、出願には原本の取り寄せが必要です。
募集要項は、公式サイトの資料請求フォームから郵送請求が可能です。
よくある疑問
働きながら通える?
天使大学大学院で、働きながら進学するには下記の制度を利用する方法があります。
- 昼夜開講制度を利用する
- 長期履修制度を利用する
働きながらの進学をされるとしたら、その旨を志望先の教授に相談のうえ、上記制度を利用するという方法が選択肢となります。
ただし、助産研究科の場合は、これらの制度が適応されないので、フルタイム学生での進学が必要となります。
昼夜開講制度とは?
土日や平日夜間に授業や指導を行う制度のことを、昼夜開講制といいます。
天使大学大学院では、この昼夜開講制度を導入しており、教授との相談のもと、履修や指導時間を調整しながら学業を進めることが可能となります。
詳しくは募集要項に掲載されています。
この制度を利用するには、事前に志望先の教授への相談が必要となりますので、事前面接の際には必ず相談をされてみることです。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、入学志願票の所定欄に希望を記載し、合格者には申請手続方法について通知されます。
そのため、長期履修制度は入学後、希望して叶うことではないので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | 助産課程 【助産基礎分野】 | 助産課程 【助産教育分野】 | |
入学金 | 150,000円 | 150,000円 | 150,000円 |
学費/年 | 960,000円 | 1,200,000円 | 1,200,000円 ※2年次:600,000円 |
施設備費/年 | 0円 | 200,000円 | 200,000円 ※2年次:100,000円 |
実習費用 | 50,000円 | 100,000円 | 100,000円 ※2年次:50,000円 |
合計 | 2,170,000円 | 3,150,000円 | 2,400,000円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
詳しくはこちらに掲載されています。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
- 日本学生支援機構奨学金
- 天使大学同窓会給付奨学金
- 天使大学貸与奨学金
詳しくはこちらに掲載されています。
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
まとめ
以上、天使大学大学院看護栄養学研究科看護学専攻の受験全般の解説でした。
天使大学では、CNSコースがあり、働きながら進学することができる制度が整っているので、キャリアアップ進学にも向いています。
また、助産学専攻では、助産師養成課程のみならず、助産師取得者のための実践者課程があり、より実践力を高めるスキルを身につけることが可能です。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。