本記事では福井県立大学大学院看護福祉学研究科看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
専攻名 | 【公立】福井県立大学大学院看護福祉学研究科看護学専攻 |
所在地 | 〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1 |
アクセス | JR福井駅西口バスターミナル 大学病院線「県立大学」下車 |
問い合わせ先 | 教育・学生支援部 教育推進課 TEL : 0776-61-6000 FAX : 0776-61-6012 E-mail : kyouiku@fpu.ac.jp 大学公式サイト 看護福祉学研究科公式ページ |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)があります。
取得できる資格は?
現在のところ、取得できる専門資格はない状況です。
専攻領域とは?
領域は、下記のとおりに別れています。
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 母子看護学
- 精神看護学
- 在宅看護学
- 公衆衛生看護学
- 看護マネジメント学
領域紹介はこちらに掲載されています。
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 博士前期課程 |
授与学位 | 修士(看護学) |
定員 | 10名 |
入学月 | 4月 |
履修期間 | 2年 |
選抜方式 | 一般 社会人(実務経験が3年以上、学士がない場合は5年) 外国人留学生 |
出願資格審査 | 第1次募集:令和3年 7月 9日(金) 第2次募集:令和3年11月30日(火) |
出願期間 | 第1次募集:令和3年 7月29日(木)~8月5日(木) 第2次募集:令和3年12月20日(月)~令和4年1月4日(火) |
試験日 | 第1次募集:令和3年9月 5日(日) 第2次募集:令和4年1月30日(日) |
合格発表 | 第1次募集:令和3年9月13日(月) 第2次募集:令和4年2月 7日(月) |
入学手続き | 第1次募集:令和3年9月14日(火)~21日(火) 第2次募集:令和4年2月 8日(火)~15日(火) |
初年度納入金 | 818,000円 (入学金:282,200円、授業料535,800円) ※県内在住者:188,000円 |
昼夜開講制度 | なし |
長期履修学生制度 | あり |
教育訓練給付金 | あり |
募集要項 | 令和3年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
残念ながら、入試データが公表されていないため、算出することができませんでした。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
| 英語 | 専門 | 小論 | 面接 |
修士課程(一般) | 〇 | 〇 | – | 〇 |
修士課程(社会人) | – | – | 〇 | 〇 |
修士課程(外国人) | – | – | 〇 | 〇 |
試験時間 | 90分 | 90分 | 90分 | – |
英語試験のみ、辞書持込み可(電子媒体不可)。
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているのでご参考ください。
受験にお役立ち情報
教育訓練給付金で10万円がもらえる?!
厚労省がキャリアアップ支援で行っている「教育訓練給付金制度」という制度を岩手大学大学院では導入しており、看護学専攻(修士課程)進学者は、進学後にこの制度を利用して10万円の給付金をもらえることが可能です。
申請には、学校窓口にて必要書類を入手後、お住いの管轄のハローワーク窓口にて申請手続きをする必要があります。
給付要件は下記に掲載しています。制度の詳細はこちらをご覧ください。
また受給希望の方は、学務課へ問い合わせをすると詳しく教えてもらえると思います。
大学院説明会はいつ?
大学院説明会は、開催されておらず、オンライン相談会が開催されています(期日あり)。
日程 | 令和3年6月9日(水)から令和3年7月15日(木) まで(土日を除く) |
形式 | Web(Zoom)または電話 |
申込 | 要 |
期日に限らず、進学や入試について疑問点がある場合は躊躇なく、学生課もしくは志望先の教員へ問い合わせをしてみることです。
教員情報はこちら
事前面接は必須?
募集要項によると、必須です。
教員の連絡先は教員情報にあります。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は非公開となっています。
他大学院の過去問を取寄せて参考にする、学部入試試験の英語問題や小論文を参考にするのもありだと思います。
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は、公式サイトからのダウンロードとなります。
よくある疑問
働きながら通える?
働きながらの進学をするには、下記の制度を利用する方法があります。
- 長期履修制度を利用する
この制度を利用するには、事前に志望先の教授との相談のうえでのこととなりますので、事前面接の際には必ず相談をされることです。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、入学手続き時に希望者は手続きすることとなります。
希望される方は早めに教授にご相談をすることですので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
詳しくは募集要項に掲載されています。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | |
入学金 | 282,200円 ※県内在住者:188,000円 |
学費/年 | 535,800円 |
合計 | 1,353,800円 ※1,259,600円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
- 日本学生支援機構奨学金
- その他の奨学金制度
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
そのほかにも授業料減免制度を行っているので、関心のある方は、下記窓口にご相談をしてみることです。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
まとめ
以上、福井県立大学大学院看護福祉学研究科看護学専攻の受験全般の解説でした。
修士課程のみの設置となりますが、2年間のアカデミック経験を踏まえて、博士課程進学ではさらにレベルアップして自分の専門性をより高められる研究室を目指すことも可能、海外の博士課程へ進学することもありだと思います。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。