こんにちは、だるまんです。
大学院生で取り組む研究には、印刷代、謝礼代、外注費、交通費、学会遠征費など等、少なからず、お金がかかります。
実費負担をするには負担が大きくかかります。
それを抑えようとした場合、研究活動に限度ができてしまいます。
そこで、救世主となるのが、「研究助成金」です。
世の中には、未来の研究者育成のために、学生の研究へ助成してくれる団体がたくさんあります。
助成の門は開かれていたとしても、その扉にたどり着けるのか、ノックできるのか、入ることが出来るのか…それは、学生の行動力にかかっています。
せっかくなら、その活動資金として助成金を得て、満足のいく研究論文にしあげたいものです。
とはいえ、誰もがもらえるものではないのも事実。
入学後から取り組む研究助成金の調べ方について解説します。
入学後から取り組む研究助成金の調べ方
研究助成金の基礎知識
はじめに、研究助成金について、少し砕いて説明をします。
大学院でいう研究助成金とは、在学期間中に取り組む研究論文にかかる費用を助成してもらうことができる支援のことです。
例えば、修士課程の大学院生が研究助成金を受けるとなれば、在学期間2年間において取り組む修論にかかる研究費用を助成してもらうことができます。
修論の研究費としてかかる項目の一例を挙げるとしたら、こんな感じです。
- アンケート用紙の印刷代
- アンケート用紙の郵送代
- インタビュー者への謝礼代
- 調査のための交通費
- データ分析外注費
- 英語文章添削外注費
- 学会提出にかかる費用
大学教員や研究者であれば、「日本学術振興会」という団体が出資する「科学研究費助成事業」(通称「科研」)の助成を受けて研究をすることがメジャーですが、資金力のない学生にとって、様々な団体が行っている研究助成とは、非常に頼りになる、ありがたい存在です。
研究助成金の探し方
研究助成金の探し方は、以下の4点です。
- 所属大学院の学生課窓口を訪ねる
- ネット検索をする
- 在校生達からの情報を得る
- このサイトの記事「奨学金一覧」を見る
1.所属大学院の学生課窓口
まずは、所属大学院の学生課窓口へ研究助成金の収集に出かけてみてください。
学校によっても情報提供の環境は異なると思いますが、情報がファイリングされていて、自由に閲覧することができます。
2.ネット検索
ネットからキーワード検索することも可能ではありますが、なかなか暖簾に腕押しな面があると思います。
3.在校生達からの情報
先輩院生たちがどのような研究助成金を得ているのかを聞いてみると、生きた情報が得られ、大変参考になると思います。
4.研究費助成金をもらえる支援団体一覧
恐縮ながら、こちらでまとめた「研究費助成金をもらえる支援団体一覧」もご参考頂けます。
よかったら、ご覧ください。
助成金団体を探す際のポイント
助成団体を探すときのポイント
研究助成を行っている団体を探すときのポイントは、以下の2点です。
- 条件にある研究分野が該当しているか確認する
- 過去の助成受賞者のテーマと所属先を確認する
まず、自分の研究分野が応募条件に適合しているかを確認してみてください。
多くの場合は、「人文社会」とか「社会福祉」など、看護と直結するのか曖昧な分野で書かれています。
そのため、過去の助成受賞者の所属先と研究テーマを見れば、応募対象となる許容範囲が見えてきます。
看護分野所属の方で受賞している方も多数いらっしゃいますので、よく探してみてください。
また、助成団体が指定している、助成対象者の条件が緩い場合、それほどに倍率が高いとみておくことです。
助成金申請できなくても大丈夫
教授が知るニッチな助成金もたくさんあります。
民間団体から受けられる助成金がないようであれば、担当教授に相談をしてみることです。
何かとヒントや出口を見つけて教えてくれるはずです。
情報の多さで人生は変わる
今は、情報時代です。
世に氾濫している情報から、どれだけ自分に有益な情報を探し巡り合えるかどうかによって、人生の差は雲泥であると感じています。
大学院生活も同様です。
大学院でどれほどの良質な情報を抱えているかで、学生生活を賢く有意義に送ることができます。
そういう意味で、ポジショントークになりますが、このサイトを訪れたあなたは非常にラッキーだと本心から思います。
なぜなら、大学院生活を包み隠さず、アウトサイドでもインサイドでもない中立的な立場で、まっすぐお伝えしているので、記事を読めば、客観的に大学院生活を全体的に把握できるはずです。
これを、右から左へ聞き流しするのか、あなたのものにするのかは、あなた次第です。