【お悩み相談#18】大学院の高い学費、 皆はどう工面してるの?【大学院進学 学費工面 制度】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院に関心を持って、学費を調べてみたところで、

博士前期課程で2年間だと、国公立なら約130万円、私立ならその1.5~2倍程度がかかり、進学を躊躇される方も多いです。

社会人になって大学院へ進学となると、場合によってはフルタイム学生になる場合もあり、生活費の心配のみならず、学費の負担はそれなりに痛いものです。

そんな時、工面できる十分な軍資金がある、家族の経済的支援があるとしたら、それが最強ではありますが、そうはなれないとしたら…皆さんはどのようにして学費を工面しているのでしょうか。

今回は、学費工面の方法について筆者の知るいくつかの工面方法についてお話ししたいと思います。

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質問内容

相談者
相談者

妻と子供1人がいます。大学院進学を希望していますが、学費の工面について悩んでいます。生活費を削ることは難しく、学費を工面する方法はないでしょうか?

だるまんの回答

学費工面方法はたくさんある!

単身ならば、臨床時代に貯蓄した貯金を切り崩して…

世帯があるならば、パートナーへの理解をもとに出世払いで…といった話はよく聞くものですが、

どちらにしても、学費の捻出、工面方法にはみなさん、悩まされるものです。

では、そのお悩み解決策を8取り上げたいと思います。

➊ 志望校は国公立にする

まず、一番の学費工面方法は、学費の負担が少ない大学院進学を志望校にする、要は国公立を狙うことです。

国公立は私立のおおよそ2分の1の学費なので、必然的にもっとも学費の負担が少ないと言えます。

また、公立の場合は、大学の所在地と同じ居住地である場合に入学金が半額となることが多い点も魅力です。

➋ 教育訓練給付金の専門教育訓練給付金がねらい目

次に、「教育訓練給付金制度」適用の大学院がねらい目です。

「教育訓練給付金制度」とは、国のキャリアアップ支援制度です。

給付制度には学費の70%(上限年額56万円)を給付する「専門教育訓練給付金」10%(上限10万円)を給付する「一般教育訓練給付金」があり、看護系大学院の中にはこれらを適用してる大学院があります。

中でも「専門教育訓練給付金」を適用している大学院である場合、修士課程で112万円も支給されることになるので、この制度を使えるとしたら、何よりです。

ただし、申請条件がありますので、対象になるかどうかは事前に確認が必要となります。

詳しくは、厚労省の「教育訓練給付金制度について」をご参考ください。

➌ 長期履修制度を活用する

修業年限を延長できる「長期履修制度」があります。

この制度のすごい所は、

  1. 最短1年から最長6年まで延長できる
  2. 延長した年分、学費を分割支払いすることが可能

である点です。

希望される場合は、指導教授へご相談のうえで申請することが可能なので、まずは受験前の事前相談にてご相談をされてみることです。

➍ 在職進学する

仕事を辞めず、働きながら在職進学することです。

一定の収入が途切れない、ということは学費工面の要素は大きいと言えます。

近年、平日夜間や土曜日、夏季冬季休業期間の開講、オンラインやオンデマンド授業、電子メールやビデオ通話での研究指導をするなど、社会人進学を支援する大学院はかなり増えています。

上記の支援が制度としてないとしても、指導教授と個々に時間調整などを臨機応変に対応してくださる大学院も多いので、個別にご相談をしてみる価値は十分あります。

➎ 学費免除制度を活用する

国立大学院には、学費免除制度があります。

学費免除とは、「入学料」と「学費」のことを指し、対象要件を満たした場合は、全額免除もしくはいくらかの免除が適用されます。

主な対象要件は、「入学料の納付が困難な学生」であり、出願者の学資を主として負担する方(保護者等)が経済的困難にあるということが条件となります。

具体的な審査基準については、家計評価額の計算方法がありますので、参考までに東京大学の学費免除を載せておきます。

ちなみにですが、親の扶養から外れ、制度適格者になるための環境を整えて申請したが、全額免除にはならなかったという話を聞いたことがあります。

審査基準は厳しいようですが、扉は叩くべしです。

➏ 奨学金を活用する

奨学金には、①国の奨学制度、②国の教育ローン、③大学独自の奨学金、④地方自治体の奨学金、⑤民間や団体の奨学金があります。

②国の教育ローン以外は、給付型と貸与型があり、給付型よりも貸与型のほうが採用基準が緩やかである傾向があります。

とはいえ、貸与型である場合、卒業後から返還義務が発生しますので、計画性をもって申請をすることが大事です。

奨学金制度の情報は、大学院の学生課窓口にて収集することが出来ますので、関心のある方は、窓口にてご相談をされてみることです。

❼ TAに参加する

大学院によって、学部学生等に対するチュータリング(助言)や看護演習等の教育補助業務を行うTA(ティーチングアシスタント)というアルバイトがあります。

大学院によって採用状況や稼働率は異なりますが、週1回や看護演習が集中する時期のみなど、研究に負担のないペースで働くことが可能です。

専攻科の学部生授業に参加となるので、教育者の立場として勉強になるだけでなく、そこにアルバイト代が発生するので、大学院生にとってはとても嬉しいバイトになります。

大学院によって実施状況は異なりますので、ご関心のある方は、必ず、学生課窓口にてご確認ください。

❽ 週末はアルバイトをする

フルタイム学生で進学した院生の場合、週末や空いている平日にアルバイトを行っている方が多いです。

例えば、看護系大学院生であれば、デイサービスの保健師、特定健診の保健指導、老人ホームの夜勤、健康相談コールセンター、外来クリニックアルバイト等など…さまざまです。

本業に差し支えない範囲であることが条件となりますので、できるアルバイトは限られていると思います。

だからこそ、多少の収入を得る程度の目的と、気分転換をするという目的で行うことがおすすめです。

まとめ

以上、「大学院の高い学費、 皆はどう工面してるの?」についてでした。

筆者が把握している方法をすべて書き出してみましたが、もっと別の良い方法もあるかしれません。

別のサイトでも探して頂いて、たくさん情報を集めてみてください。

誰もが学費の負担がないことを常に思い希うところですので、探し続ければ自分が必要とする情報にたどり着けるはずです。

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