こんにちは、だるまんです。
本記事では京都大学大学院医学研究科社会健康医学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
専攻名 | 【国立】京都大学大学院医学研究科社会健康医学専攻 |
所在地 | 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 吉田キャンパス |
アクセス | 京阪本線「神宮丸太町駅」もしくは「出町柳駅」より徒歩 |
問い合わせ先 | 京都大学医学研究科 教務 課大学院教務掛 TEL:075-753-4306 FAX:075-753-4405 公衆衛生大学院公式サイト |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)のプラグラムには、下記のコースがあります。
内容 | 領域 | |
2年制 MPH コース | 2年コース | 全領域 |
1 年制 MPH コース | 公衆衛生の実務経験保有者対象の1年コース | 全領域 |
臨床研究者養成(MCR)コース | 臨床経験を有する医師・保健師対象 | 臨床情報疫学(MCR) |
遺伝カウンセラーコース | 認定遺伝カウンセラー受験資格取得するコース | 医療倫理学・遺伝医療学 (遺伝カウンセラーコース) |
臨床統計家育成コース | 臨床統計家を育成するコース | 医療統計学 |
属する領域は下記のとおりとなります。
- 健康解析学講座
- 医療統計学
- 医療疫学
- 薬剤疫学・臨床研究管理学
- ゲノム疫学
- 臨床情報疫学(MCR)←医師・歯科医師対象
- 健康管理学講座
- 健康要因学講座
- 国際保健学講座
- 社会生態学講座
各分野の紹介はこちら
取得できる資格は?
医療倫理学・遺伝医療学(遺伝カウンセラーコース)では、認定遺伝カウンセラーの受験資格を取得することが可能です。
認定遺伝カウンセラーについては、認定遺伝カウンセラー制度委員会公式HPに詳細が掲載されています。
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 専門職学位課程 |
授与学位 | 修士(公衆衛生学) ※Master of Public Health (MPH) |
定員 | 34名 |
入学月 | 4月 |
履修期間 | 2年 ※MPHコースは1年 |
選抜方式 | 一般選抜 社会人選抜(2年制MPHコースのみ) |
出願資格審査 | 2021年6月9日(水) |
出願期間 | 2021年7月7日(水)~7月13日(火) |
試験日 | 2021年8月25日(水) |
合格発表 | 2021年9月10日(金) |
入学手続期間 | 令和4年3月上旬 |
初年度納入金 | 入学料 282,000 円 授業料年額 535,800 円 |
昼夜開講制度 | あり |
長期履修学生制度 | あり |
募集要項 | 令和4年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
また、コースによって、併願が可能です⇓
試験倍率は?
残念ながら入試データが公表されておらず、算出できませんでした。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
専門 | 面接 | |
修士課程 | オンラインでレポート提出 | 〇 |
試験時間 | 120分 | – |
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているので参考ください。
受験にお役立ち情報
大学院説明会はいつ?
大学院説明会は、年に2回開催されています。
日程 | 2022年4月23日(土) 2022年5月14日(土) |
形式 | オンサイトとZoomのハイブリッド |
事前申込 | 要 |
くわしくはこちら
事前面接は必須?
事前面接は、必須です。
志望する課程・研究分野の記入にあたっては、研究分野・当該コースに必ず事前に連絡し相談すること。(出願までの期間によっては相談を受けられない場合もあるので余裕を持って連絡すること)
募集要項
教員の連絡先は分野紹介ページに掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は、窓口での貸し出し1時間が可能です。
窓口 | 医学研究科 教務窓口 医学部構内 C棟1階 105 月~金 9:00~16:00 |
詳細 | こちら |
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は、公式サイトからのダウンロードとなります。
よくある疑問
働きながら通える?
基本的にはフルタイム学生を基本としているようです。特に、1年コースであれば、授業で多忙となるので、働きながらの進学は難しいと思われますが、研究室によって対応は異なるのが大学院の特徴画もあるので、希望される方は志望先研究室に相談をされてみることです。
各分野の紹介はこちら
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程 | |
入学金 | 282,000 円 |
学費/年 | 535,800 円 |
合計 | 1,353,600円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
さまざまな奨学金の情報が常に紹介されており、説明会等も開催されているようですので、積極的に相談・参加をしてみると良いと思います。
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
他にも経済支援に対する授業料免除や分割支払い制度などもありますので、必要な場合下記へご相談をされてみるとよいと思います。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることですが、京大の教務課は、まれにみる誠意ない対応をする職員の方を度々お見掛けします。
個人的な話になりますが、事務的なこと以外は知らないことのほうが多いようなので、直接、志望先の研究室に問い合わせる方が時間のムダはないと思います。
まとめ
以上、京都大学大学院医学研究科社会健康医学専攻の受験全般の解説でした。
京都大学の公衆衛生大学院は、いくつかの特徴あるコースがあり、専門性を高めることも可能です。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。