こんにちは、だるまんです。
受験を決めたら、次は、志望校選びです。
そこで、今回は、失敗しない!後悔しない!自分に合った大学院研究室の選び方について、話します。
大学院に入ってみて思ったこと
大学と大学院選びは、視点がちがう
大学受験では、偏差値の高い大学へ進学するほうがブランド力があり、就職率が高くなるというのが一般的です。
この一般論を大学院受験でに適応して、受験先を選びがちですが、それが、失敗、後悔する受験校選び方になり得ます。
なぜなら、大学と大学院では、基本的な教育システムが、大きく異なるからです。
大学院とは、厳格な縦社会
大学とは、小中高校と同じように、集団で学科教育を受けます。
一方で、大学院では、担当教授からのマンツーマン指導による教育が主で、教授と学生でありながら、「教えて教わる関係」ではなく、どちらかといえば、師匠と弟子、上司と部下のように、「見て見習え」の世界で、意外と、厳格な縦社会の業界といえます。
その大学院ならではの「教育システム」と「教授と学生の関係性」を理解したうえでの、研究室選びをしなければ、進学後に失敗した、後悔することに十分なり得る、大事な大事な選択なのです。
つまり、失敗、後悔しない、自分に合った研究室選びとは、学校名ではなく、誰を師事するのか、「教授を選ぶ」という視点が必要であるということなのです。
研究室の選び方
教授を見るポイント
教授の社会的な人柄
具体的に、失敗しない、後悔しない自分に合った研究室の選び方として、第一に、その研究室のボスである教授の社会的な人柄を見ることが優先です。
教授と学生との関係性のおいて、教授が放任タイプなのか、干渉タイプなのかをまずは知ることです。
学生であるあなたは、褒められて育つタイプなのか、叱られて育つタイプなのかを知ることです。
ふたつを照らし合わせてみれば、自分に合った研究室の選び方はできると思います。
簡単に見えて、とっても大事なことです。
ここでワンポイント。
長年、受験生の方をみていると、どちらかといえば、共通点として、国立出身の方は放任タイプ、私立出身の方は干渉タイプのほうが基本的に向いている、という私見です。
研究者としての権威
第二に、教授の研究者としての権威です。
これ、意外と落とし穴です。
自分が先行したい分野において、権威ある研究者は、必ずしも難関・名門大学の教授とは限らない、という事実。
興味深い研究文献を執筆した著者を検索してみると、意外にも知名度の高い大学所属ではなく、新興大学所属ということもよくあります。
要は、所属先の知名度だけで志望校を決め手とするその判断は、ちょっと待った、なのです。
もっと、自分が興味深い研究を行っている教授がどこに所属しているのかを、注目してみてください。
志望校決めのためのプロセス
教授を探したら、その教授に師事する確信ができるまでリサーチしてください。
そのプロセスは以下のとおりです。
- その教授の経歴と活動状況を調べる
- その教授の講演会やセミナーへ参加してみる
- その教授の出版物を読んでみる
- その教授を最低、約1年間フォローしてみる
そのうえで、先生の社会的人柄、研究者としての権威性を確認、自分との相性を計ってみることです。
相性がいい先生とは、いい仕事ができる、いい自己成長ができるものです。
大学院進学先によって人生は変わる
以上、「失敗しない!後悔しない!自分に合った大学院研究室の選び方」についてでした。
大学院を卒業後、意外と大学院名よりは「何を研究したのか」「何を学んだのか」を聞かれることが多く、どこで学んだかよりは、何を学んだかが求められることが定着した時代であると実感しています。
自分にとって、大学院での高等教育が人生のターニングポイントになれるためには、自分に合った良い指導者、教授に出会えること、これに尽きると思います。
さぁ、誰の門下生になりますか。
選択できる権限はあなただけにあり…