こんにちは、だるまんです。
大学院進学に関心のある看護師・助産師・保健師の方は多いですが、「社会人から学生に戻る」ということは、高い学費の支払が発生、学生でいる間、生活費が減るもしくはなくなる可能性もあり、そう簡単には決められない、躊躇するものです。
その打開策として、社会人時代に貯めた貯金を切り崩す、奨学金や教育ローンを借りることを検討される方が多いですが、実際に、大学院進学するためには、どのくらいの予算があれば、足りるものでしょうか。
そこで、今回は、みんなが気になるお金の話、大学院生になるとどれくらい生活費がかかるのか、シミュレーションをしてみたいと思います。
大学院生になるためにいくら必要?
A子さんでシミュレーション
今回は、A子さんのケースをもとに、大学院進学にかかる生活費諸々を算出してみます。
A子さんの今の支出状況で、週1回のアルバイトと奨学金のみの収入では、生活がギリギリになりそうです。
貯金で補填する、アルバイトを増やすということも考えられますが、そればかりでなく、家計簿を見直して、支出を抑えることができる方法を編み出していくことが必要です。
貯金を切り崩す、貸与型奨学金制度の利用や教育ローンを組むといったことが手っ取り早い打開策になりがちですが、切り崩す貯金額を減らせるよう、ミニマリストになって、①大学院進学に掛かる経費を削減する、②別のお金の稼ぎ方を考える、ことをおすすめします。
そこで、だるまん的に考える、大学院進学にかかるお金を節約するためのミニマリスト術6点をピックアップします!
大学院進学にかかるお金を節約!ミニマリストの術6点!
① 生活費の項目を鬼節約する
固定費用でかかる部分を削減することが鉄則となります。
具体的には、下記のようなことが可能です。
- 実家に帰って家賃を0円にする
- 家賃の低い家へ引っ越す
- 学校の無料Wi-Fiを利用してプロバイダー料をなくす
- 携帯電話料金プランを最低プランに引き下げ
- 洋服はジーンズで着まわす
- 交通費を節約して歩く
- 年金の支払いを「学生納付特例制度」を利用、猶予にしてもらう
- お弁当にして外食を控える
② 大学院の徒歩圏内に引っ越す
大学院合格後、キャンパス近くに引っ越すことで、交通費がかからない、学食を利用すれば食費が浮く、ほぼ学校で過ごせば光熱費も浮く、いいことづくしです。
ただし、キャンパス付近は、知り合いに出くわす確率はそれなり高く…それはちょっと…という方は、1駅程度離れるのも、よしです。
③ 働きながら大学院進学する
近年、働きながら大学院進学する社会人を応援する制度が整ってきています。
具体的には、修学年限を延長することができる「長期履修制度」の利用、働きながら進学を前提として「社会人枠」で入試を受けることができます。
働きながらの就学なので、心身共に多忙にはなりますが、生活費面での安心感はあります。
ただし、CNSのような資格取得コースの場合は、働きながらを可とする学校もありますが、なかなか時間的に厳しい部分があるようですので、フルタイム学生も十分検討されることです。
④ 専門教育訓練給付金適応の大学院へ進学する
「教育訓練給付制度」という、再就職のための資格取得やキャリアアップのためにかかる学費の一部を支援してくれる、知る人ぞ知る厚労省主催の給付金制度があります。
この給付金制度の対象校であれば、学校によって専門教育訓練給付金対象校は50%、一般教育訓練給付金対象校であれば最大限10万円が給付されます。
考えようによっては、制度対象校から志望校を探すというのも、大いにありだと思います。
制度の対象校を探す方法は、厚労省の公式サイトにある検索エンジンから探すことができます。
⑤ 基本生活費を下げる
この機会に、地方大学院へプチ移住するのもアリです。
以前、大学院進学をきっかけにプチ移住することの魅力をご紹介しました。
地方移住は、これからの生きづらい時代にこそ、賢い選択になれる気がしています。
低コスト、低ストレスで、Wellbeingな暮らしを求めての移住、おすすめです。
⑥ アルバイトをする
社会保険料のこともあるので、扶養に外れない限度額内で、学業に差し支えない程度でアルバイトをしている方が多いです。
資格を活かしたアルバイトで、週1回程度、1日8時間程度であれば、かえって気分転換にもなれます。
在宅でできる保健指導関連の電話相談アルバイトなどもおすすめです。
⑦賞与型奨学金を受ける
受験合格発表を手にしたら、翌日から、探すことです。
奨学金制度には、卒業後に返還する「貸与型」と返還が不要な「給付型」の2種類があります。
全国でさまざまな団体が行っている賞与型奨学金がたくさんあり、自分と応募要件が合う奨学金を探すのは、それなりに時間が必要、書類を準備するのはもっと時間がかかります。
時間との戦いなので、早めに着手するに限ります。
https://奨学金.net/archives/67540341.html
まとめ
大学院進学はお金と時間がかかりますが、だるまんの口癖、「学位とは自分だけの不動の資産」です。
この不動資産は、学歴だけでなく、社会的ステータスをあげ、自分自身への自信も与えてくれます、それも永久的に。
自分への投資は裏切らない、一番確かなものです。