こんにちは、だるまんです。
大学院受験検討時に誰もが気になるのが、学費です。
国公立進学であれば、私立よりも明らかに学費負担は減るはずですが、それでも修士課程2年なら約140万円、博士課程3年なら約190万円の学費がかかります。
そこで、条件に合うと、その高い学費が安くなる方法について、解説します。
大学院学費の概要
大学院には、国立、公立、私立があります。
国公立の学費は、修士課程2年で約140万円、博士課程3年で約190万円かかり、私立は大学院にもよりますが、国公立の約1.5~2倍が相場だと思います。
学費を懸念する受験生は多く、私立よりは公立、公立よりは国立大学院の方が人気が高い傾向があるといえます。
この学費が、ある方法によって、負担軽減になれる方法があります。
大学院学費を安くする方法
大学院の学費の工面する方法とは、学費への支援をしてくれる国、学校、民間の制度を利用することです。
それらの制度について紹介します。
① 専門実践教育訓練給付金
教育訓練給付制度の「専門実践教育訓練給付金」は、厚労省が行っている、社会人のキャリアアップ支援施策です。
支援内容は、学費の50%を給付してくれる制度なので、私立であっても国立より学費が安くなる大学院もあるほどです。
この制度を利用する条件は、「この制度に登録している大学院指定専攻に進学予定であること」です。
進学前に諸々の手続きをハローワークで行う必要があり、志望校かつ志望専攻が該当しているかどうかを公式サイトより確認することが可能です。
② 教育訓練給付金の利用
教育訓練給付制度の「教育訓練給付金」も厚労省が行っている社会人のキャリアアップ支援のひとつです。
この制度に登録されている大学院専攻への卒業者を対象に、最大10万円の給付がもらえるという制度となっています。
卒業後に必要書類をもってハローワークにて申請届の手続きを行うことで頂ける給付金なので、忘れず申請することです。
該当大学院は、制度公式サイトにて確認が可能です。
③ 内部進学割(私立)
私立に限りますが、卒業大学から同門の大学院へ進学する場合、学校によって、内部進学者限定の学費割引制度を設けている場合があります。
具体的には、入学金免除をしていることが多いので、内部進学に該当される方の場合、教務課へ問い合わせをしてみると良いと思います。
④ 奨学金制度
奨学金制度の中に、卒業後に毎月支払いが発生する貸与型ではなく、返済不要の給付型があります。
奨学金制度というと、国が行っている「日本学生支援機構(JASSO)」が有名ですが、大学院生枠には貸与型はあっても、給与型枠はない状況です。
ということで、JASSOの選択は自然消滅になり、残すは、民間で行っている奨学金制度の利用が選択肢となってきます。
民間が行っている奨学金制度の中で、大学院生も対象となり、給与型で、なおかつ、団体が求めるそれぞれの要件を満たすとなると、選択肢の幅は狭まってくるのですが、それでも、ご自分に対象要件が該当する奨学金制度はあると思います。
根負けせずに探してみることです。
奨学金制度は、応募提出書類の準備に手間どるので、院生になってからゆっくり探して…というタイムスケジュールではとても追いつかない、当然、傍観のみで終えてしまうほど大学院生活は多忙です。
大学院受験が終了したら、着々準備を始めることです。
下記のサイトで民間の返済不要奨学金情報を得られます。
まとめ
大学院進学はお金のかかることですが、学位、知識、経験、人脈、自信等など、それだけに得られるものもたくさんあります。
学費が高いという理由だけで大学院進学をあきらめるということは、とてももったいないことです。
一度、大学院という思いが湧いたのなら、ぜひその思いを放置せず、 他の誰かのためではなく、自分自身の最高を目指すべく、挑戦してみるべきだと思います。
高い学費の工面方法には、返済が必要である貸与型奨学金の利用という選択肢もありますが、卒業後の支払いはなかなか生活を苦しくさせるという側面があることを周りで多々見かけてきたので、最優先ではなく、最終まで残しておいて頂きたい選択肢です。
社会には、自分が知らないだけで、頑張る人を支援してくれる制度はとても多いものです。
その情報にたどり着けるか着けられないかの紙一重ですので、情報弱者にならず、有益な情報をアンテナ高く探し続けていけば、必ずや自分に有益な情報が得られるはずです。
Go for it!!