こんにちは、「遅咲きの英語」のだるりっしゅです。
Shouldといえば、「~すべき」という半強制的な意味だと把握している日本人は多いものです
ところが、本来の意味には、そのような意味合いはない、です。
今も、「~すべきではありません!」といった強制だと思って使っているとしたら、本末転倒!
本来の意味とは異なる意味で、相手に伝わっている可能性が高いです。
では、本来はどのような意味を持っているのでしょうか。
Shouldのニュアンスの違い
Shouldといえば、
- 意味:~すべきである
- shouldの後ろには動詞の原形が来る
ということは、既に学習済みの内容だと思います。
これをふまえて、例えば、先生が生徒に「宿題してきなさい」という意味でこう言いました。
You should do your home work.
そして、翌日、クラスの半分の学生は宿題をしてきましたが、残りの学生はしてきませんでした。
そこで、先生がこう言いました。
昨日、宿題をやってきなさいと言いましたよね?!
そしたら、ある学生がこう答えました。
だって、先生、昨日、”You Should “と言ってましたよ。だからやりませんでした。
先生が「You should do your homework.」と言ったとしても、それは強制的に「必ず宿題をしてきなさい」という意味ではなく、「宿題はやってきたほうがいいですね(強制ではないですけれど)」ということになるのです。
要は、学生の答えが正しいということになります。
このことからわかるように、
Shouldは相手への柔らかい忠告に過ぎない、強要するニュアンスはない
ということです。
日本語では、shouldが「~すべき」と訳されるので、「強要する」、命令的なニュアンスに勘違いしている方が多いのですが、実際には、まったくそのような要素はないと言えます。
これが英語と日本語のニュアンスの違いなのです。
例えば、彼女に帰り道が遅くなりそうだから、
You should go home.
と言ったとしたら、「そろそろ帰った方がいいんじゃないかなぁ」という柔らかいニュアンスになります。
よって、逆に、相手に命令口調で言いたい時にはShouldは使えない、ということが言えます。
例文
例えば、
He should study Japanese.
なら、意味は「彼は日本語学習をしたほうがいいですね。」というソフトな忠告になります。
You shouldn’t watch TV.
であれば、「TVを見るのはやめなさいね」くらいの忠告になります。
まとめ
本日のポイントをまとめます。
今日からは、「~したほうがいいよ」という時には”You should”を使って、ネイティブに近い英語を使うことです。
では、また次回お会いしましょう♪