【基礎英語#006】Wouldをwillの過去形だと思ってる?【遅咲きの英語】

遅咲きの英語

こんにちは、「遅咲きの英語」のだるりっしゅです。

Wouldといえば、決まって、Willの過去形であるという先入観が先行してしまうものですが、willには過去形だけではなく、4つの意味があります。

そこで、今回は、このwillの4つの意味を簡単にまとめてみました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

Willの4つの分類

Willは4つに分類することが出来ます。

  1. Willは現実、wouldは非現実
  2. 丁寧な表現:will / would
  3. だっただろう:起きていないことがらへの予測
  4. 時折willの過去形としてwouldを使用する

それぞれについて、簡単に例文をもってお話しします。

1.Willは現実、Wouldは非現実

Willは現実性

willというのはsure/realistic といった「現実」を意味しており、自分がこれから何かをするという意志を表す時に使うことができます。

例えば、「明日天気が良ければ、登山行くわ。」

If the weather is nice tomorrow, I will go hiking.

「授業が終わったら家に帰るよ。」

I will go home after class.

というように、現実性のある話には、Willを使います。

では、例文をもう一つ、「明日、雨が降ったら、家にいるつもりだよ。」

If it will rains tomorrow, I will stay home.

これも雨が降るというのは現実性のある話なので、willを使うということになります。

Wouldは非現実性

ところが、「もし彼女がいたなら、一緒にピクニックに行ってたのになぁ」と言いたい時は、

If I had a girlfriend, I would go on a picnic.

というように、非現実のWouldを使います。

なぜなら、彼女がいないシングルの方にとって、彼女がいるというのは非現実な話になるので、この文章では、現実を意味するwillを使うことはできない、となります。

また、「今夜君に会うよ」を英語で表現するなら、現実性のあるwillで

I will meet you tonight.

と確実性を示すことが出来ますが、これがもし、

I would meet you tonight.

と言ったとしたら、これは「今夜君に会いたかったけれど、時間がなくて会えないんだ」というニュアンスが含まれていることになります。

will とwouldだけでこんなにも意味が違ってしまうので、びっくりです。

では、よく聞くフレーズ、結婚のプロポーズをする際のこの言葉、

Will you marry me?

というのは、確実に結婚してくれるよね?!というニュアンスがあるから、現実性を意味するwillを使います。

ところが、丁寧に伝えようと思って、

Would you marry me?

と言った場合、「もし結婚してくれたら嬉しいけどというような自信のないプロポーズ、非確実性のニュアンスを示すことになってしまいます。

2.丁寧な表現:will / would

例えば、知人にこのように誘われました。

Will you have lunch with me?

と言われた時のニュアンスは、「私と絶対ランチ一緒にするでしょ?行くに決まってるよね?!」という強気の言い方になります。

一方で、

Would you have lunch with me?

と言われた時のニュアンスは、「もし、一緒にランチできたらうれしいのだけど、いかが?」と丁寧な言い方になります。

なぜなら、will=現実性、Would=非現実性であるというニュアンスが影響しているからです。

要は、Will you~というのは現実性のあることを言うので強気なニュアンス、Would you~というと現実性が落ちるのでよろしければというニュアンスになり、文法的には「丁寧な表現」と言われているのです。

3.だっただろう

willには、「~だっただろう」という、起きていないけど起こりそうだった事柄への説明をする意味があります。

例えば、「電話番号を知っていたらサラに電話してたよ。」

I would call Sara, but I don’t know her phone number.

というように、”I would call Sara”という文章を一目見て、wouldはwillの過去形だと思ったら間違いで、これも非現実のwouldの意味に近い「~だっただろうに」という意味を示します。

4.時折willの未来形としてwouldを使用する

確実に未来の時制が文章にある時には、willの未来形としてwouldを使用する時があります。

例えば、

I would run in the Park, when I live in Tokyo.

というように、文章の後ろにWhen~の時制文がある場合は、過去形ではなく、「走っていただろう」という未来形のWouldを持ちいります。

まとめ

本日のポイントをまとめます。

知ってる?の正しい表現
  • willは現実性、wouldは非現実性のことに使用する。
  • willは現実性あることから「絶対そうする!」という強いニュアンスを意味する。
  • wouldは現実性が落ちることから「可能であれば」丁寧な表現を意味する。
  • 時制がある時にはwouldで未来形を意味する。

同じ勧誘の仕方でも、Will you~?とWould you~?ではこんなにもニュアンスが異なることがわかりました。

では、また次回お会いしましょう♪

タイトルとURLをコピーしました