異性としてときめかない相手との結婚を迷っています【人生の雨宿り#010】

人生の雨宿り

こんにちは、人間関係研究所「人生の雨宿り」のだる美です。

結婚したいけど、結婚を意識できる方との出会いがない…と悩む方は多いものです。

話を聞いてみれば、共通して、

背伸びするほど高望みしているわけでもなく、
そこそこ自分と生活の習慣と生きる価値観が合う方さえいれば…

と誰もが思うことですが、必ずしも結婚をしたいタイミングにそう思える人と出会えることもなく…

だからといって、結婚したいと思える人といつ出会えるのかもわからず…

今回は、そんな葛藤の中で悩むある女性からのお悩み相談をシェアします。

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相談内容

相談者
相談者

41歳会社員です。社会人になってから社会人サークルや婚活アプリなどで出会い、交際した異性はいますが、結婚まで至れず、今に至ります。友人が結婚相談所で結婚をしたので、もうこれしかないと思い、思い切って登録したのですが、なかなか、結婚したいと思える方との出会いがなく1年が経つ頃、7歳年上の会社経営者の男性と出会いました。仲人さんの説得もあり、結婚前提のお付き合いをして2か月ほど経ちます。学歴・経済力があり、お見合いでなかったら出会えないようなハイスペックな方で、人としては尊敬できる方、結婚にとても積極的なのですが、恋愛経験が少ないらしく、デートではいつもぎこちない感じで、異性としてのときめきを感じません。

こんなときめきのない方と結婚をするのも気が進まないのですが、だからといって、これから新たな出会いに期待できる年齢でもなく、婚活にも疲れましたし、一生一人で生きていく自信もない、いずれ結婚はしたいです。私はどのような選択をすべきでしょうか。

だる美の見解

相談者さんのように、社会に出て、なかなか異性との出会いがない、というのは誰しもにあるお話、決して珍しいことではないと思います。

そこで結婚相談所や社会人サークル、習い事、アプリなどでそれなりの婚活をされる方は多いですが、

実際にさまざまな人に出会ってみると、

経済的な豊かさがあると思えば、学歴がなく…
学歴と経済力が備わっていると思えば、外見がなく…
外見も学歴も経済力も備わっていると思えば、性格に一癖、二癖あり…
外見も学歴も経済力も性格もそろっていたら、波長が合わず…
自分なりには気が合うと思ったとしても、相手からはそう思われなかったり…
何もかも満足でこれは運命の出会いかもと思っていたら、実はマザコンだったり…

というように、一つ合えば一つ合わず、年を重ねれば重ねるほど、人を見る目も備わり、出会いに慎重になり、選択の幅は狭まり、出会えるチャンスはあっても、真剣交際に至るチャンスは決して多くはないものです。

しかしながら、時と共に刻々と年齢があがっていくにつれ、

その焦燥感から、結婚を焦り、
その焦りから判断力が鈍り、盲目的になったり、
人柄よりは目に見える外見・経済力・学歴といった物質的な豊かさで人を判断したり、
結婚という目的達成のために妥協を重ねたり、
婚活卒業したいが故に即断をする…

傾向が高くなりがちです。

これで幸せな結婚生活、思い通りの家族像を築いて行けたら何よりなのですが、

残念ながら、この決断が、大なり小なり人生の悩みの種に繋がっていく方は意外と多いです。

それはなぜでしょうか?

それは、結婚の本質をはき違えているからだと、思います。

結婚は、理想ではなく現実、そのものです。

相談者さんが気にされていた「ときめき」も、恋愛ならそれだけで十分やっていけますが、結婚生活はときめきだけで生活はしていけません。

それよりも大事なことは、「共同生活をする者としての教養があるかないか」、なのです。

言い換えれば、「当たり前のことを当たり前に出来るかどうか」です。

例えば、

帰りが遅くなる前に相手に連絡を入れる
何かと予定が入りそうなら前もって知らせる
自分のミスがあったら先に素直に先に謝る
一人で決めずに必ず相談をする

…等など、これはまさに、社会で言う基本中の基本である「報・連・相」です。

ビジネスマンとしての基本のキでもありますが、家族員の一人としての基本のキでもあります。

ところが、意外とこれができない大人というのは、非常に多いのが、昨今の世の中です。

相談者さんは、「相手に異性としてときめかない」ということを気にかけているようですが、結婚生活にときめきとは続かないものだと思います。

それよりも、もっと結婚相手として大事な面を探してみては如何でしょうか。

整理整頓ができる人なのか
連絡はまめにできる人なのか
小さな約束を守ることができる人なのか
物を大事にできる人なのか
地味な努力を継続できる人なのか
規則正しい生活をしている人なのか
ルーティーンを守れる人なのか
お金をどのように使っている人なのか‥

あげたらきりがないですが、要は人間観察をして、彼を異性としてではなく、共同生活をする者としての人間性をしっかり見つめてみることです

そこに結婚してよい相手なのかどうかの答えがあるはずです。

そして、結婚をされたいのなら、今日限り、ときめき云々の価値観は、さよならすることです。

相談者さんもご経験済みだと思いますが、婚活をする時は誰もがいつもよりも力んでいます。

普段起きない時間に起きて、
普段しないおしゃれで背伸びをしてみたり、
普段使わないお金の使い方をしてみたり、
普段行かないような場所に足をのばしてみたり、
普段買わないようなプレゼントをしてみたり、
普段寝てる時間に起きて連絡をしてみたり…

要は、お互いにデートするその時間内は、最大ベストな自分を演出しています。

逆を返せば、良い意味で、お互いに偽っているも同然です。

そのため、人はよく「結婚したら相手がころりと変わった」といいますが、変わったわけではなく、今まで繕っていたのが、素に戻っただけなのだと言うことなのです。

よって、相談者さんが「ときめかない」という理由で結婚を懸念する必要はない、

より整理するなら、

「ときめき」を求め続けているなら、恋愛できる人を探し結婚はしないこと
結婚をしたいと思うのなら、ときめきではなく、生活習慣のあう人、共同生活のできる力を持つ人を探すという観点に異性の見方を変えること

です。

もう答えは出ました、あとは、あなた次第です。

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